酵素的ライゲーション

酵素ライゲーション

酵素的ライゲーションは、酵素によって結合された短鎖の高純度フラグメントから全長RNAを構築する技術です。当社はこのアプローチを2つの方法で応用しています。すなわち、スケーラブルで柔軟な製造を実現する酵素的siRNA合成と、100から500 merの長鎖RNAに対応するGenClip™です。

酵素ライゲーションの2つの応用

いずれの技術も短く高純度なRNAフラグメントを酵素で連結することで、製造スケールでのsiRNA合成と100~500 merの長鎖RNA合成を実現します

酵素法によるsiRNA合成

最適な用途:大規模製造や複雑な構造・多価構造を持つsiRNAの合成

合成アプローチ: 短いセンス鎖およびアンチセンス鎖のフラグメントを酵素ライゲーションにより連結し、目的のsiRNAを合成

フラグメントの連結:相補的なセンス鎖とアンチセンス鎖のフラグメントが直接アニーリングするため、別途のガイド鎖を用意する必要がありません

主な特徴:フラグメント合成法により、N±1不純物の低減、精製プロセスの簡素化と柔軟な製造を実現します

GenClip™長鎖RNA合成

最適用途: sgRNA、pre-miRNA、mRNAを含む長鎖 RNA

アプローチ:100~500塩基の長鎖RNA合成

フラグメント連結方式:短いDNAスプリントを用いてRNAフラグメントを整列させ、酵素的連結を行います

主なメリット:固相合成と酵素的連結を組み合わせることで、長鎖RNA配列の収率と品質をサポートします

酵素法によるsiRNA合成

酵素法によるsiRNA合成

当社の酵素的siRNA技術では、4つ以上のRNAフラグメントを酵素で連結するフラグメント合成法により、目的とするsiRNQを効率的かつさスケーラブルに製造します。各RNAフラグメントは配列や製造スケールに応じてAJIPHASE™または固相合成法(SPOS)で合成し、多様な修飾核酸に対応する独自の連結酵素を用いて結合します。高純度なフラグメントの製造、連結プロセスの開発、効率的な精製工程を組み合わせることで、センス鎖とアンチセンス鎖を個別に精製する工程を削減しながら、安定した製品品質の実現を目指します。

特許出願番号:WO2020171092— 相補的配列を含む修飾オリゴヌクレオチドの製造方法

Genclipのプロセス

GenClip™長鎖RNA合成

GenClip™ を使用すると、長鎖 RNA(100~500 マー)を高収率かつ高品質で合成することができます。また、sgRNA、pre-miRNA、mRNA の合成にも利用可能であり、その高品質さから、GenClip™ で生成された長鎖 RNA は分析用標準物質としても使用できます。

固相合成と酵素によるライゲーションを組み合わせることで、従来の方法よりも高い収率が得られ、GenClip™は2′-F、2′-MOE、LNAなどのさまざまな化学修飾に応用可能です。GenClip™は現在、研究用(非GMP)として提供されており、GMP製造については開発が進められています。

特許出願番号:WO2024048684— Method for Producing Nucleic Acid Molecule

酵素ライゲーションの活用について、ぜひご相談ください

スケールラブルなsiRNA製造と高品質な長鎖RNA