
ADC・バイオコンジュゲート技術
AJICAP™は、ADCおよびバイオコンジュゲートの開発に活用できる位置選択的コンジュゲーション技術です。コンジュゲーションプロセス開発、分析評価、技術移転を通じて、開発プログラムの推進を支援します。
AJICAP™技術とは
AJICAP™は、味の素バイオファーマサービス独自の位置選択的抗体コンジュゲーション技術およびリンカー技術です。
ネイティブ抗体にペイロードを精密に結合でき、DARの制御と幅広いペイロードへの対応を実現します。
初期探索研究を加速
ネイティブIgG抗体を改変なくそのまま使用できます。そのため評価を迅速に進められ、開発の複雑さも軽減できます。
位置選択的な化学反応のため、酵素が必要ありません。ワークフローを簡素化でき、コスト効率の高いプロセス開発につながります。
多様な抗体やペイロードに対応できます。さまざまなバイオコンジュゲートモダリティで、スクリーニング、最適化、スケールアップを効率的に進めます。
精密で高い再現性を確保
AJICAP™は、DARを精密に制御しながらペイロードを位置選択的に結合できます。これにより、均一性の高い抗体コンジュゲートが得られます。
結合部位が明確なため、開発の全段階で製品の一貫性と再現性が向上し、特性解析も行いやすくなります。
均一なDAR1, DAR2, DAR4に加え、DAR8以上やDAR2+2のようなデュアルペイロードにも対応します。プログラムの要件に応じて、さまざまなコンジュゲーション戦略を選択できます。
シンプルなプロセスで種々ペイロードに対応
低分子だけでなく、ペプチド、タンパク、オリゴ核酸、ナノ粒子コンジュゲートなど、幅広いペイロードに対応します。
AJICAP™リンカーを活用する事で、疎水性を抑え、血漿中安定性を高められます。また血中循環時のペイロード脱離も抑制できます。
抗体改変や酵素反応を必要としない、シンプルなプロセスです。スケールアップが容易で製造時のカラム精製を最小限に抑えるか、不要にすることが可能です。
AJICAP™の実績
AJICAP™は、ADC、タンパク質分解誘導剤、ペプチド、オリゴ核酸コンジュゲート、LNPコンジュゲートなど、さまざまなバイオコンジュゲートに活用されています。すでに複数のプログラムが臨床試験に進んでおり、実際の医薬品開発でもその有用性が示されています。
10+
ライセンスプログラム
5+
IND申請
2
グローバル提携CDMO
開発・製造に向けたサポート

適合性評価・スクリーニング
AJICAP™を用いた評価用サンプルの調製と適用性評価を通じ、抗体、ペイロード、コンジュゲーション条件、DARを迅速にスクリーニングし、最適なコンジュゲート設計を見いだします。
プロセス開発・最適化
自社の分析・解析技術を活かし、AJICAP™コンジュゲーションプロセスの開発と最適化を行います。再現性が高く、スケールアップしやすいプロセスを確立します。
技術移転・製造サポート
製造段階に進むプログラムでは、提携CDMOもしくはお客様指定のCDMOへの技術移転を円滑に進めます。移転後も、AJICAP™に関する技術的な知見をもとにサポートを続けます。
AJICAP™は、ADCの主要な課題を解決します
AJICAP™に興味がありますか?
よくあるご質問
AJICAP™とはどのような技術ですか?他のコンジュゲーション手法とは何が違いますか?
AJICAP™は、抗体Fc領域の特定の位置を選択的に修飾できる、味の素バイオファーマサービス独自のサイトスペシフィック修飾技術です。
従来のランダム修飾では、DARの異なるADCが混在する不均一な生成物となります。一方、AJICAP™ではDARを精密に制御することで、均一性の高いADCを生成できます。また、他の位置選択的修飾技術とは異なり、抗体の改変や酵素反応を必要としないため、シンプルで再現性の高いプロセスを構築できます。
AJICAP™は、どのようなDARに対応できますか?
AJICAP™は、正確かつ再現性の高いDAR制御を可能にします。
均一なDAR2を基本形とし、結合設計に応じて、DAR1、DAR4、デュアルペイロード結合体、およびより高いDAR(例:DAR8、DAR10、DAR12)などの形式にも対応可能です。
特に、DAR1選択的修飾は均一なDAR1 ADCを確実に生成できるコンジュゲーション技術が限定的なことからAJICAP™の独自性が発揮できるフォーマットです。
いずれのフォーマットにおいても、AJICAP™は、高い均一性を備えた柔軟なDAR設計を実現します。
臨床試験用ADCのGMP製造サービスも提供していますか?
味の素バイオファーマサービスでは、ADCやその他のバイオコンジュゲートのGMP製造を自社で直接提供しているわけではありません。臨床グレードの製造を必要とするお客様に対しては、AJICAP™技術移管済のパートナーCMO、もしくはお客様が選定されたCDMOでのGMP製造いただきます。当社は、プロセス開発および技術移管をサポートし、GMP製造への効率的な移行を可能にします。
この柔軟なアプローチにより、お客様の製薬開発戦略に最も適した製造オプションを選択いただけます。
AJICAP™はどのようなリンカー・ペイロードの組み合わせに対応していますか?
AJICAP™は、オーリスタチン(MMAEなど)、メイタンシノイド、カンプトテシン誘導体(DXd/エキサテカンなど)、PBDなど、幅広いリンカー・ペイロードのデザインに対応しています。
また、AJICAP™技術は、お客様独自のペイロードにも適用可能ですので、お客様の戦略に応じて、ペプチドやオリゴ核酸など他のバイオコンジュゲートにも適用できます。
抗体やリンカー・ペイロードは、味の素バイオファーマサービスから提供可能ですか?
抗体とペイロードリンカーは、通常お客様にご用意いただいています。一部のAJICAP™ペイロードの組み合わせであれば、当社の在庫からの提供が可能です。当社は、AJICAP™コンジュゲーションプロセスの開発と分析評価を行い、ペイロードリンカーついても提案させていただきます。
AJICAP™はどのような契約形態で利用できますか?
AJICAP™技術は通常ライセンスモデルのもとで提供され、味の素バイオファーマサービスのお客様は自社の開発および製造ワークフローに本プラットフォームを組み込むことができます。


