CORYNEX®
グラム陽性菌によるペプチド/タンパク分泌生産
CORYNEX®
グラム陽性菌によるペプチド/タンパク分泌生産
CORYNEX® が提供するバリュー
様々なタンパク質の発現に適応
- 多様な育種ツールにより最適な生産菌株を構築
- 特にVHH、抗体様タンパク質、長鎖ペプチドに最適
シンプルな製造プロセス
- 活性型タンパク質を培養中に分泌するため高力価、低不純物
- エンドトキシンを持たない発現プラットフォーム
効率的なトータルプロセスを開発
- 菌株開発から発酵・精製プロセス開発、分析系開発まですべて自社R&Dサイトにて実施
ドラッグディスカバリーにも適したプラットフォーム
- 不純物の少ない培養上清を直接解析
- 他の化合物との結合部位として任意部位に高効率で非天然アミノ酸を導入可能
テクノロジー
従来の微生物製法と比較しシンプルな製造プロセス
CORYNEX®は、エンドトキシンフリー、分泌生産、培養上清中の不純物及び誘導体が少ないといった利点を活かし、お客様の原薬製造におけるプロセスの簡略化を実現します。
E.coil(従来のシステム)
CORYNEX®システム
C. glutamicum のペプチド/ タンパク生産菌としての有用性
C. glutamicum とは
FDAの認証を得た生産菌株であり、大腸菌と比較してエンドトキシンを持たず、またタンパク質を培養液中に直接分泌発現するなどの医薬品生産におけるプロセス簡略化・製造管理負荷の低減に特性を持っています。
多様な分泌システムと育種ツール
ペプチド/タンパク発現をご依頼いただいた際、お客様のターゲット毎にCOYRNEX®システムが持つ3種類の分泌経路を全て検討し、また多様なホストセル/シグナルペプチドライブラリーを活用し最適な生産菌株を構築します。
- 3つの異なる分泌システムを保有
ターゲットタンパクの特性にあった分泌経路を選定 - Secシステムにおいて168種のシグナルペプチドライブラリを保有
発現強化等に有用 - ホストセルライブラリを保有
最適な宿主を選択
タンパク発現実績例
多様なペプチド/タンパクの発現が可能
CORYNEX®によるタンパク発現例
培養系 | タンパク | 目的 | 分泌系 | 力価 (g/L) |
---|---|---|---|---|
ファーメンター | VHH | 生物製剤 | Sec | ~11.0 |
Fab | 生物製剤 | Sec | ~1.5 | |
Anticalin® | 生物製剤 | Tat | ~4.0 | |
細菌抗原 | 生物製剤 | Tat | 3.0 | |
ペプチド | 生物製剤 | CspB-フュージョン (Sec) | ~3.0 | |
GLP-1 類縁体 | 生物製剤 | Sec | ~3.0 | |
ケモカイン | 生物製剤 | Sec | ~1.0 | |
bFGF | 培地成分 | Tat | 2.0 | |
IGF-1 | 培地成分 | Sec | 0.3 | |
aFGF | 試薬 | Tat | 3.0 | |
トランスグルタミナーゼ | 産業用酵素 | Tat | 8.0 | |
フィターゼ | 産業用酵素 | Sec | 3.0 | |
プロテイン A | クロマトグラフィー用樹脂 | Sec | 10.0 | |
試験管 | DARPin® | 生物製剤 | Sec | 1.0 |
アドネクチン | 生物製剤 | Sec | 0.1 | |
プロテイン G | クロマトグラフィー用樹脂 | Sec | 2.0 | |
プロテイン L | クロマトグラフィー用樹脂 | Sec | 2.0 |
VHHや抗体様タンパク、長鎖ペプチドの生産に優れる
VHHの菌株改良・培養プロセス開発による力価向上
グローバルなサービス展開
味の素バイオ・ファーマ サービス COYRNEX®/TALAMAX®チームは、日本国内にR&D拠点、米国サンディエゴに自社GMP製造拠点を保有しています。
日本にて菌株開発、プロセス開発を実施しサンディエゴの製造拠点へ技術移転し製造を実施するほか、世界各国にCMOのパートナーを有しておりお客様のご要望のサイトでの製造が可能です。
サービスの一般的な流れ
菌株開発から発酵・精製プロセス開発、分析系開発まですべて自社R&Dサイトにて実施し、最も効率的なトータルプロセスを提案いたします。
テスト発現からGMP製造まで全ての開発に対応
お客様と相談しながらステップバイステップでプロジェクトを推進し、お客様のご要望に応じたサービスを提供いたします。
お問い合わせ
詳細につきましては下記リンク先よりメールにてお問い合わせください。