2025/8/25

Biologics US 2025 出展・発表のお知らせ


味の素バイオファーマサービスは、2025年10月2日(木)から3日(金)にシェラトン サン ディエゴで開催される「Biologics US 2025」に出展いたします。

Biologics US 2025は、バイオ医薬品の研究開発分野を牽引するリーダーたちが、2つの専門的なプログラムと1つの活気あるプラットフォームに集結するイベントです。

2日間にわたり、タンパク質、抗体、抗体薬物複合体(ADC)の開発における革新的なイノベーションに焦点を当てます。

展示ブースでは、AJIPHASE®、AJICAP®、CORYNEX®の最新技術・サービスを紹介いたします。また、展示会場内プレゼンテーションにて弊社のAJICAP®技術を中心としたモダリティへの取り組みについて紹介いたします。

皆様のご来場をお待ちしております。

展示会名 Biologics US 2025
会期 2025年10月2日(木)~3日(金)
場所(会場) シェラトン サン ディエゴ
参加形態 ブース出展:1
口頭プレゼンテーション
AJICAP®技術による次世代抗体コンジュゲートの創製に向けた多様なアプローチ
演題・発表者 「抗体コンジュゲートの機能を最大限に引き出すAJICAPⓇテクノロジー:部位特異的コンジュゲーションによる柔軟なDAR制御と、腫瘍内で選択的に切断されるリンカー」

味の素株式会社 バイオファーマサービス部 野村 勇作

要旨 抗体薬物複合体(ADC)は多様な治療法に応用されていますが、開発や製造の現場では「薬物-抗体比(DAR)の最適化」や「治療域の狭さ」、「品質管理の難しさ」などの課題が残っています。

AJICAPⓇテクノロジーはADCやオリゴ核酸コンジュゲートなどを最適化し、これらの課題解決を実現します。当社の部位特異的コンジュゲーション技術は、複雑な化学処理や精製を必要とせず、均一なADCの製造が可能です。これにより、さまざまなDARやデュアルペイロードフォーマットの大量生産が実現し、GMPグレードADCを60グラム以上製造した実績があります。
AJICAPⓇリンカーは、従来のVCリンカーよりも血漿安定性や親水性が高く、標的外でのペイロード放出を抑え、腫瘍内で選択的にペイロードが切断されるため、安全性が向上します。
オリゴヌクレオチドコンジュゲートでは、AJICAPⓇによるDAR1フォーマットが生物学的安定性や物理化学的特性を大きく改善し、治療法としての可能性を広げます。
AJICAPⓇは、タンパク質、脂質ナノ粒子(LNP)、PROTACなど次世代コンジュゲートにも応用可能で、当社では多様なプラットフォームの有用性を確認するため、様々なin vivo試験を行っています。

日時・場所 2025年10月2日 (木) 11:45-12:15